And The Present --- Part 1

かつて、駅前は繁華街であった。

今は、閉ざされた百貨店がランドマークである。

・・・

閑散としつつも整然、整然の中にも混沌。

そんな小路を歩くとき、

人は不思議な癒しを得る。


立ち入る事のできない空間。

現実も虚像と化す。

主張する。

奈落でも迷宮でもなく・・・

陽だまり。

そこは暖かい場所であるはず。


見通し良好。

ゴミ、全く無し。

どなたが掃除しているのだろうか。

それとも、あまりの閑散のなせる技か。

ある晴れた日曜の午後である。

勤勉な偽鳥。

休む事さえ知らず、

風にまかせて舞い続ける。

我、関せず。

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